コロナでマヌカハニーに集まる注目「マヌカハニーの健康効果と選び方」

新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、免疫力強化や健康に関する食品の人気が高まっています。その中でも抗菌物質が多く含むマヌカハニーの人気は年々高まっており、新型コロナの影響で消費ニーズはより拡大しました。今回はそんなマヌカハニーの魅力をご紹介します。

Contents

マヌカハニーとは

マヌカハニーとはニュージーランドだけに現生するかん木「マヌカ」の花蜜から作られるはちみつです。現地では古くから原住のマオリ族が「マヌカ」の葉を薬として利用してきました。原生のミツバチはごくわずかしか生息していないため、現在の養蜂業はイギリスから持ち込まれた西洋ミツバチが主となっています。

マヌカハニーの成分

マヌカハニーには「メチルグリオキサール」という抗菌作用の高い物質が含まれています。メチルグリオキサールはマヌカの花の蜜に含まれているわけではなく、マヌカの花の蜜をミツバチが変化させたものです。これは普通のはちみつでは10mg/kg以下しか含まれていませんが、マヌカハニーは20-800mg/kgも含むことがあります。

さらに、ビタミンB1 、B2、B12、ビタミンCなどの各種ビタミン類や、カルシウム、リンなどの各種ミネラルも豊富に含まれており、健康効果も期待できます。

マヌカハニーの効果

マヌカハニーの効果は前述の「メチルグリオキサール」の高い殺菌作用によるものですが、その効果をご紹介していきます。

ピロリ菌抑制効果と胃がん予防

ピロリ菌は日本人だけでも6000万人が感染していると言われており、胃炎や胃がんを代表とする様々な病気を引き起こすとされています。このピロリ菌にマヌカハニーが抗力を発揮することが培養実験で確認されています。

感染症予防効果

マヌカハニーはピロリ菌への効果だけではなく、黄色ブドウ球菌やその他多くの細菌、ウイルスに対する抑制、除去効果があるとされています。傷や炎症の治癒を早める効果もあるため、多くの感染症に対して有効性が期待されています。

口腔環境改善効果

マヌカハニーは研究によって口内環境を改善する効果が示唆されています。シュガーレスガムとマヌカハニーを練りこんだガムの2種類を用いて行った実験では、マヌカハニーを練りこんだガムを食べた被験者の歯垢や出血部位の有意に減少したという結果が出ています。このことから、マヌカハニーは虫歯や歯周病に対しての有効性が期待されています。

糖分が多いため虫歯になりやすそうなイメージがあるかもしれませんが、果糖はショ糖に比べ虫歯の原因となりにくく、マヌカハニーを使用したデンタルケア商品も販売されています。

整腸作用

マヌカハニーは、腸内の善玉菌を活性化させるとともに悪玉菌を除去し腸内環境を改善することが確認されています。

見た目と味

今回はManuka Doctor（マヌカドクター社）製のマヌカハニーを入手できましたので、見た目や味をご紹介します。

マヌカドクター社はニュージーランド政府認定の本物のマヌカハニーを取り扱う会社です。サプリメント販売サイト大手のiherb（アイハーブ）でもManuka Health New Zealand（マヌカヘルス社）と並ぶ人気を誇るメーカーです。

見た目

色は普通のはちみつに近い色をしていますが、濁っており透明感はまったくありません。また、粘度がとても高く、普通の蜂蜜のようにさらさらと流れることはありません。他のものに例えると、溶けたキャラメルに近い見た目をしています。

香りと味

香りは普通のはちみつより強く、酸味のある香りをしています。味も普通のはちみつより強く、甘みは少ないですが酸味のある独特な味です。そのまま食べても美味しく食べることができます。

とても健康効果が高いので、わたしは風邪の時や体調が悪い時にそのまま食べていますが、控えめにしようと思いつつも食べすぎてしまいます。

製品

栄養表示のラベルは、ほとんど情報がありませんでしたが100％ニュージーランド産であることは明記されています。

マヌカハニーの選び方

偽物の流通

マヌカハニーは他のはちみつと比べ高い健康効果と高級はちみつとしてのブランドもあり、年々人気が高まっています。日本への輸入量も増加しており、世界への輸出量の16％が日本に輸入されています。（2020年現在）

「液体の金」とも呼ばれるほど高値で取引されるマヌカハニーは流通量が生産量を上回ってしまっている状態だといいます。つまり生産していないはず偽物のマヌカハニーが流通しているのです。

偽物のマヌカハニーを選んでしまわないために、信用できるブランドや公表されている様々な数値をしっかり確認しておく必要があります。

ブランドを選ぶ

マヌカハニーは偽物が流通しているため、信頼できるメーカーから信頼できる店舗を通して購入することをおすすめします。本物のマヌカーハニーを取り扱っている信頼のあるメーカーをいくつかご紹介します。

Manuka Health New Zealand（マヌカヘルス社）

有名なサプリメント輸入サイト「iherb（アイハーブ）」でもっとも人気のブランドです。個人の輸入としては、おそらく日本に最も輸入されているメーカーだと思います。

2006年に設立された同社は、マヌカハニーとプロポリスの研究の先駆けとして、長らくニュージーランドのはちみつに関わってきました。

iherb（アイハーブ）でのご購入がおすすめ！

Manuka Health, マヌカハニー、MGO573+、250g（8.8オンス）

おすすめポイント

・マヌカハニーを評価する正確で信頼性の高い方法として『MGO（食物メチルグリオキサールグレードシステム)』を先駆けて採用。
・確かな研究実績と高い品質
・UMF認証メーカー
・豊富な品揃え

Manuka Doctor（マヌカドクター社）

マヌカドクター社もiherbでマヌカヘルス社と並んで人気のブランドです。

iherb（アイハーブ）でのご購入がおすすめ！

Manuka Doctor, マヌカハニーモノフローラル、MGO 525+、250g（8.75オンス）

おすすめポイント

・ニュージーランド政府の認証を受けた本物のマヌカハニーを販売。
・MGOを採用
・マヌカヘルス社より少し安い。
・豊富な品揃え

EGMONT（エグモント社）

エグモント社もUMF認証を得ている信頼できる企業です。こちらはニュージーランドに拠点を置いていることもあり、iherbでは取り扱っていません。信頼できる企業ですが、輸入の難しさ、代理店を通したときに割高になっていしまうことを考えるとあえて選ぶ必要はないかもしれません。

おすすめポイント

・UMF認証メーカー
・比較的安め（しかしオンラインストアは不便で、日本の輸入代行ストアを使うと高くなることも）

Comvita（コンビタ社）

1974年から続く老舗メーカーです。ニュージーランドでは非常にポピュラーなメーカーだそうです。iherbからも購入することができ、楽天市場で購入するよりも安価で購入できます。

iherb（アイハーブ）でのご購入がおすすめ！

Comvita, マヌカハニー、UMF10+、250g（8.8オンス）

おすすめポイント

・UMF認証メーカー
・ニュージーランドでとてもポピュラー。
・マヌカハニーの元祖ともいえる長い歴史

数値で選ぶ

マヌカハニーの抗菌作用は「UMF」「MGO」「MGS」の値が用いられています。本物のマヌカハニーにはどれかの数値が表示されているはずです。それぞれどういう意味があるのか、まだどの値のマヌカハニーを選ぶべきかご紹介します。

UFM	MGO	MGS
1998年にピーター・モーラン博士によって確立.	2008年にトーマス・ヘンレ教授によって確立。	2009年にピーター・モラン博士によって確立した新基準。
「ユニークマヌカファクター」の略。医療用消毒液のフェノール溶液と比較したときの抗菌力を数値化したもの。	天然のMGO（食物メチルグリオキサール）の保有量を数値化したもの。ニュージーランドのマヌカヘルス社の登録商標となっている。	測定方法は「UMF」と同じだが、新たな基準が追加されており、「UMF」よりも厳格な基準ともいわれる。

わたしは、今回UMF20+のマヌカハニーを購入しました。高い健康効果を希望される方は、UMF10+、MGO263+以上の製品の購入をおすすめします。

品質に合わせて価格も変わりますが、以下の表を参考に選んでいただければと思います。

UMF	MGO	MGS
	30		手軽な栄養補給やマヌカハニーのお試しとして
5	83	5
6	115	5
10	263	8	医療目的で採用される最低レベルとよく言われるグレード。日常生活の健康維持として。
13	400	12	医療目的で採用される最低レベルとよく言われるグレード。日常生活の健康維持として。
15	514	15	高い抗菌活性がり、消化器官へも恩恵があるとされる。
16	573	16
18	700	18
20	829	20	非常に高い抗菌活性があり、オーラルケアに使えると言われる。最高の効果を求める方に。
25	1200	25	非常に高い抗菌活性があり、オーラルケアに使えると言われる。最高の効果を求める方に。