Honey

【ハネムーンのお酒】 ハネムーンに飲みたいミード4選

蜜月(ハネムーン)の酒とも言われている蜂蜜酒(以下 ミード)は、はちみつから作られる歴史の古いお酒です。

今回はミードの簡単な歴史と、ハネムーンに最適なミードをご紹介します。

はちみつの利用

はちみつと人間の関わりの歴史は古く、旧石器時代にスペインのアラニア洞窟壁画に描かれたはちみつ採集の様子が最古の資料とされています。よって少なくとも1万年以上前から人間ははちみつを採集していたことが分かっています。

また、北欧神話やバイキング伝説にもたびたびミードが登場しているようです。

蜜月(ハネムーン)の酒

結婚式の酒

「ジュリアス・シーザもミードを愛飲したと歴史家は記しているが,このミードはイギリスに渡って,いつか結婚式の酒となり,結婚式のあと,若夫婦は1か月間は必ずミードを飲む習慣がつくられ,ここから,ハネームーン(蜜月)の言葉が生れた写真のコーニッシュ社のミードにも,ラベルの最上部にザ・ハネー・ムーン・ドリンク(蜜月の飲物)と記してある。イギリスでは現在,このミード製造のため,かなりの量の蜂蜜をオーストラリアから輸入している。」

引用:ミード(蜂蜜酒)穂積 忠彦,日本釀造協會雜誌 59 巻 (1964) 10 号

ハネムーンの語源

ミードはハネムーンの語源にもなっています

古代から中世のヨーロッパで、新婚直後の新婦は住居から外出せずに1か月間、蜂蜜酒を作り、新郎に飲ませて子作りに励んだとされています。またお祝いの宴会も一か月間行われたともいわれており、ここから「蜂蜜の1か月」=「蜜月」(honey moon)という言葉が生まれたとされています。

ミツバチへの畏敬の念

また、ヨーロッパではミツバチに対して畏敬の念が払われており、かつてドイツではクリスマスや新年の到来、新婚を迎えた新郎新婦をミツバチに紹介するといった風習があったとされています。また、ミツバチに出会ったら帽子を取って挨拶する風習があった地方さえあり、ミツバチもまた崇拝すべき存在とされていたようです。

このようにミツバチ、はちみつ、ミードはヨーロッパ文化の中で特別なものとされてきました。

ハネムーンには蜂蜜酒(ミード)を

日本ではあまり目にすることのないミードですが、現在多くのメーカーが様々なミードを販売しています。今回は順にご紹介していきます。

meadol(ミードル)/株式会社honeyboy&co.

アルコール度数8%で甘めの味わいになっています。他のミードに比べるとアルコール度数が低いため、お酒が弱い方にもおすすめです。

国産はちみつを100%使用したミードです。お酒の品質はもちろんのこと、瓶やキャップもオシャレなデザインになっているので、プレゼントに最適です。

meadol(ミードル)の写真
おすすめポイント

・オシャレなのでプレゼントに最適。
・国産のはちみつを100%使用。
・甘口で飲みやすい。
・300mlの飲み切りサイズ。

Chouchen Melmore(シュシェン・メルモール)
/Distillerie Warenghem(ワレンゲム蒸留所)

アルコール度数13%で、甘めの味わいになっています。

フランスのブルターニュ地方で作られている伝統的なお酒です。りんごの絞りたて果汁を少量加えてはちみつの自然発酵を開始させるブルターニュ独特の製法で作られています。ヨーロッパの味を試したい方におすすめです。

メルモールの写真
おすすめポイント

・ブルターニュ独特の製法で製造。
・伝統的なお酒。
・高めのアルコール度数と甘口のどちらも楽しめる。

 NektaR.jp(ネクタル)/KF-Works株式会社

はちみつの元となる花蜜の種類の違いで4種類のラインナップが用意されています。アルコール度数はりんごとライチ花が8%、秩父百花が10%、オレンジ花が11%になっています。味わいは種類ごとに異なるようです。

花の種類ごとに違った味わいが楽しめるのが特徴です。今回取り寄せたりんご花ネクタルは、4種類のうち、もっとも甘口のものですが、ミードルやメルモールよりも辛口の印象でした。

ネクタルの写真
おすすめポイント

・好みに合わせた4種類のラインナップ
・天然水を使用。
・甘口から辛口まで選択可能。

BARENMET MEAD(バーレンメット)

アルコール度数は15%で濃い味わいです。

ドイツ産のミードで、今回紹介するミードの中ではもっともアルコール度数の高いものになっています。はちみつの甘さもアルコールも強いミードになっているので、水や炭酸水で割って飲むのもおすすめです。また、寒い時期には温めても美味しくいただけます。

バーレンメットの写真
おすすめポイント

・ドイツ伝統のミード。
・濃い味なので割っても楽しめる。
・温めて飲んでも美味しい。

特別枠:はちみつのお酒/養命酒製造株式会社

こちらは、リキュールにはちみつを溶かしたお酒なので、ミードではありませんが、はちみつを使ったお酒なのでご紹介します。

アルコール度数は14%で、ハーブとはちみつが香るお酒になっています。

養命酒製造株式会社がはちみつ製品販売の最大手である山田養蜂場のはちみつを使用して製造しています。ミードとはまったく異なる味わいですが、ハーブとはちみつの甘さで、飲みやすく仕上がっています。

はちみつのお酒の写真
おすすめポイント

・独特のハーブの香り。
・養命酒、山田養蜂場のブランド。
・安くはちみつ製品を試したい方に。

まとめ

今回はハネムーンのお酒として4種類のミードと、1種類のはちみつを使用したリキュールをご紹介しました。

ミードの飲み方や味わいを詳しく知りたい方はぜひこちらもご覧ください。

日本でも人気の高まりつつあるミードをぜひ試してみてはいかがでしょうか。新婚を迎えられた方、新婚夫婦へのプレゼントとしても、おすすめです。ミードの歴史と伝統を舌の上で感じるひとときをお楽しみください。

honeyboy&co.の公式ホームページはこちらから

今回紹介したmeadolについてはこちらのボタンからご覧ください。