優しい甘さとまろやかな口当たりが特徴のはちみつ
砂糖の代わりの甘味料として使用できるのも魅力の1つですよね。
はちみつは砂糖よりもカロリーが低く甘みを感じやすいので、今まで砂糖を使っていた料理をはちみつに変えるだけでカロリーオフが期待できますよ。
そこで今回は、はちみつのカロリーと甘さについて詳しく紹介していきます。
はちみつのカロリー
はちみつのカロリーは100gあたり329kcalです。
最も料理に使用される砂糖である上白糖(白砂糖)のカロリーは100gあたり391kcalですので、はちみつは砂糖よりも低カロリーということが分かります。
はちみつ:329kcal
上白糖:391kcal
ただ、これは質量(g)あたりのカロリーです。
お料理をする際の多くは、大さじ小さじの体積(ml)で分量を測ることが多いですよね。体積(ml)あたりでカロリーをみてみると変わってきます。
はちみつは密度が高く、体積あたりの質量が砂糖に比べて2倍ほど重くなっています。大さじ1杯あたりの質量は、はちみつが22g、砂糖が9gとなります。ですので大さじ1杯あたりのカロリーは、はちみつ72.4kcal、砂糖35kcalと砂糖の方が低カロリーとなります。
はちみつ(22g):72.4kcal
上白糖(9g):35kcal
体積あたりだと砂糖よりも高カロリーになるので、代用する際砂糖と同容量を使用してしまうとカロリーの取りすぎになってしまうので注意が必要です。
下記に砂糖と同等の甘みを出すのに必要な分量を示します。
gあたり
砂糖 10g = はちみつ 7.7g
砂糖 大さじ1杯 (15ml) = はちみつ 小さじ1杯 (5ml)
はちみつはgあたりのカロリーが低く、砂糖よりも甘味が強いので、はちみつは砂糖の半分〜8割程度の分量で同じくらいの甘さを感じれます。
【参照資料】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
はちみつの甘さ
一般にはちみつは上白糖に比べて1.3倍の甘さがあると言われています。
ただ温度によってはちみつの甘さは大きく変化するので注意が必要です。上白糖はどの温度でもほぼ一定の甘さですが、はちみつは低温で甘さが強くなり高温で弱まります。
それは、はちみつにフルクトース(果糖)が多く含まれているからです。
フルクトースは上白糖の主成分であるショ糖に比べ1.15倍〜1.73倍の甘味度(甘さ)があります。また、フルクトースは冷蔵などの低温域では高い甘味度をだしますが、60℃程の高温になるとショ糖(上白糖の主成分)の約0.8倍にまで甘味が下がります。
【参照資料】
「甘味基礎知識」日本醸造協会誌掲載 09147314 前橋健二https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030830263.pdf
・はちみつの甘さは砂糖の1.3倍程
・はちみつは低温で甘さが強くなり、高温で甘さが弱くなる。
はちみつを代用するメリット
ブドウ糖の過剰摂取は血糖値の急激な上昇を招き、血糖値を抑えるために分泌されたインスリンの働きによって血中の余分な糖を脂肪細胞が取り込み太りやすくなります。
一方ではちみつは低GI食品であるという結果がでており、血糖値が上がりにくい為、ブドウ糖に比べ太りにくい糖であると言えます。
*GI値:食品を摂取したときの血糖値の上がりやすさの指標
【参照資料】
「はちみつの「血糖値正常化」に関する研究データ」みつばち健康科学研究所
https://www.bee-lab.jp/megumi/honey/data.html#kettouti
まとめ
砂糖よりもgあたりのカロリーが低く、甘さが強いはちみつ。
砂糖の代わりにはちみつを使用することでカロリーオフが期待できることがご理解いただけたでしょうか。
しかし、何事も取りすぎは体に良くありません。あくまで砂糖よりもヘルシーというだけで、はちみつ自体は高カロリー食材です。
砂糖自体にダイエット効果があるのではなく、砂糖を少量のはちみつに代替することにダイエット効果が期待できます。「はちみつを食べたら痩せる!」というわけでは無いのでご注意を。
ここまで読んでくださり有難うございます!
当WEBメディアは「蜂」、「ハチミツ」、「ハチミツのお酒(ミード等)」などハチミツ関連の事柄を中心に記事を取り上げています。
是非、他の記事もチェックしてみだください!
この記事では「ミードとは何か」など初心者向けの内容から、おすすめ銘柄の紹介など、ミードで分からないことがあればとりあえずこの記事を読んでおけば良いといえちゃう内容です。近い将来マッコリや…
【決定版】国産ミード(蜂蜜酒)徹底解説 ~14ブランドをご紹介 ~