Mead

はちみつのワイン「 ミード」を飲もう! おすすめの飲み方 【入門編】

蜂蜜酒(ミード)に興味があるけど、種類がたくさんあってどれを選んだら良いか分からない…と思う方は多いと思います。

せっかく1本のお酒を買うなら飲んだ瞬間から美味しく、残しておいて次に飲む時もわくわくするような1本を買いたいですよね。

温めて飲もうか、カクテルにしてみようか、ミルクを混ぜてみようか…とアレンジまで楽しめる、そんなお酒をストックしておきたいものです。

そこで、今回は初めて蜂蜜酒(ミード)を買う方に向けて筆者おすすめの選び方を紹介します。

より詳しくミードについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。ミードとは、ミードの歴史など初心者向けの内容から、14銘柄にも及ぶ国産銘柄の紹介などミードについてかなり詳しくご紹介しています。

蜂蜜酒(ミード)とは

はちみつを原料とし、はちみつに水を加えて発酵させたお酒蜂蜜酒またはミードと言います。お酒は大きく分けて醸造酒、蒸留酒、混成酒(リキュール)に分類されますが、この中でミードは醸造酒に分類され、酒税法上では「その他の醸造酒」に分類されます。

ミードの選び方

さまざまな種類の蜂蜜酒(ミード)。

蜂蜜酒(ミード)を購入する際は「度数」「風味」「原料のはちみつ」「含まれるハーブや果物」などを基準に選ぶといいでしょう。

度数

ミードのアルコール度数はおおむね 7 ~ 15 %です。
度数が低いものだとビールと同じくらい、高いものだと日本酒やワインと同じくらいです。

今回ご紹介する蜂蜜酒の度数はこちら

  • バーレンメット(ドイツ産) 15%
  • MELMOR(フランス産) 13%
  • はちみつのお酒(日本産 天鷹酒造) 10%
  • meadol(日本産 honeyboy&co.) 8%
  • ネクタル(日本産 Deerlet Field Brewery) 8%
  • HONEY MOON (日本産 菊水酒造) 11%
  • 蜜月 (日本産 ミールミィ) 12%

蜂蜜酒(ミード)は度数によって飲み口が変わるというよりは、「甘口」か「すっきり味」かによって飲み口が変わってきます。そのため度数の違いによって選ぶより、風味やどんな食べ物と一緒に飲みたいかによって選ぶといいでしょう。

風味

蜂蜜酒の風味の2軸グラフ

蜂蜜酒の風味はおおむね甘口すっきりした味に分けることができると思います。多くのお酒は甘口と辛口に分類されていますが、ミードの場合、アルコール感ははちみつの風味により緩和されているため、ここでは甘口と辛口ではなく、甘口とすっきりした味に分けて説明します。

甘口ミード

甘口のミードは、しっかりとしたはちみつの味わいを感じることができます。かといって甘ったるいわけではありません。

上の図にある通り、MELMORmeadolは甘口のミードです。どちらも食前・食後にぴったりな銘柄で、蜂蜜酒単体で楽しむならより甘みの強いMELMOR、おつまみに合わせるならmeadolを合わせるとよりおいしく頂けるでしょう。

すっきり味のミード

すっきりした味のミードは、香りの強い日本酒を飲む感覚に似ています。アルコールにのってほのかなはちみつの香りが感じられます。

上の図にあるように、バーレンメットはちみつのお酒ネクタルが当てはまる銘柄です。これらは食中酒で、甘いおやつと合わせるならバーレンメット。夕食と一緒に楽しむなら、はちみつのお酒やネクタルが良いでしょう。

各銘柄個別の特徴についてはこちらの記事をチェックしてみてください。

飲み方

チーズ

チーズの中でもっとも蜂蜜酒(ミード)と相性のいいチーズはブルーチーズです。

癖の強いブルーチーズには、はちみつがしっかりと香る甘めの蜂蜜酒が良いでしょう。蜂蜜酒とチーズの相性はとても良いため、どのミードでも美味しく味わえる定番のおつまみといえるかもしれません。

ブルーチーズといえども様々な種類があります。蜂蜜酒に一番合うブルーチーズを試したい方はこちらの記事をご覧ください。

ナッツ

ナッツ蜂蜜酒(ミード)と相性のいいおつまみです。

落花生のような風味が控えめなナッツより、カシューナッツアーモンドといった風味の強いナッツのほうが蜂蜜酒には適しています。

食後のリラックスタイムにナッツとともに楽しむのであれば、meadol(ミードル)のようなしっかりと甘さのある蜂蜜酒が適しています。

ナッツ蜂蜜酒漬けとしても楽しめます。以下の記事で蜂蜜酒漬けのナッツを使用したトリュフチョコレートをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

ジャーキー・生ハム

ジャーキー生ハムは多くのお酒に合うおつまみですよね。もちろん蜂蜜酒(ミード)との相性もピッタリです。

ジャーキーや生ハムと合わせるのであればHONEY MOON(ハニームーン)」蜜月のようなさっぱりと楽しめる蜂蜜酒や「バーレンメット」のようなしっかりとした味わいの蜂蜜酒が適しています。

生ハムモッツァレラチーズなどのチーズとも相性がいいので、チーズと合わせて楽しんでもいいかもしれません。

おやつ系おつまみと

おやつ系のチーズ、チョコレート、ナッツと合わせると相性抜群なミードはこちらの3つです。

「バーレンメット」甘さや香りがはちみつそのもので、ミードのイメージに合うお酒です。香りは鼻からすっと抜けるので、甘口でありながらすっきりと飲むことができます。
チョコレートやチーズなどおやつ系のおつまみと広く相性がいいです。温めて飲むとまた違ったおいしさを感じることができます。

「MELMOR」はお酒自体の風味がしっかりとあるので、チョコレートなど味の濃い食べ物に合わせるのがおすすめです。度数は13%と高めですが、甘みが強いためアルコール感は少なく感じます。

「meadol」は香りや甘みが強く、おやつ系おつまみの中でもチーズやナッツなど塩系のおつまみに合います。温めるとより飲みやすくなります。

おかず系おつまみと

次にすっきりとした味わいで、おかず系のおつまみと合わせても美味しく味わえるミードを以下に示します。

「はちみつのお酒 (天鷹酒造)」は、日本酒のような風味なのでおかず系おつまみに合わせて飲みたい人におすすめです。筆者は辛ラーメンに合わせて飲み、相性の良さに驚きました。食中酒として非常におすすめです。

「ネクタル」は、ホームページに「特にチーズ、生ハム、パスタ、アイスとよく合います」と記載してある通り、おやつ系、おかず系どちらのおつまみにも合います。

筆者はネクタルとカマンベール入りベビーチーズを組み合わせてみました。チーズのねっとりした甘さと、ネクタルのさっぱりとした口当たりがマッチして美味しく味わえます。

記念日などの特別な日に

蜂蜜酒(ミード)は「ハネムーンの酒」ともいわれています。結婚式のお酒として飲まれていた地域もあります。

そのような歴史もあって、プロポーズ結婚記念日クリスマスにも最適なお酒です。甘くて飲みやすく、お酒が苦手な方にも飲んでもらいやすいので、プレゼントとしてもピッタリかもしれません。

ハネムーンに飲みたいミードはこちらの記事でもご紹介しています。

まとめ

ここまで、筆者おすすめのミードの選び方を紹介してきました。

より詳しくミードについて知りたい方は下記の記事をぜひご覧ください。

ミードの歴史など初心者向けの内容から、14銘柄にも及ぶ国産銘柄の紹介などミードについてかなり詳しくご紹介しています。